[コマの男投げ・女投げと時代のパイオニア]

番記者:あわわっち

2008年8月25日(月曜日) | カテゴリ: 仕事, 子育て

私あわわっちには、小学校低学年の息子がいるのだが、ここ1週間ぐらいコマ回しに凝っている。凝っていると言っても、保育園生の時に保育園からもらったコマを最近またオモチャ箱で見つけ、久しぶりにコマの一つも回してみるかって運びになった程度であるが。

読者の皆さんがご存知かどうかは分からないが、コマの回し方には大きく分けて2通りがあり、男投げと女投げという(もっと多くの種類があったりして…)。少なくとも私はそう呼ぶものと思っている。テニスのフォアハンドとバックハンドを想像してもらえば良いと思うのだけど、フォアハンドが男投げでバックハンドが女投げである。右利きの人なら、男投げは右腕を野球のサイドスローのように右から左に振り、素早く再度右側に振り戻す要領でコマに回転を加える。女投げは右腕を上体の前で巻き込んでおき、ハエを払うかのようにすばやく腕を伸ばし、伸びきったら素早く右腕を上体左方に戻すことでコマに回転を加える。

さて、実際にこれらをやろうとしていただくと分かるのだが、セットアップには1つのポイントがあることに気付く。それは紐をコマにどう巻き付けて行くのか?という点だ。コマに対して紐を右巻きに巻くべきか左巻きに巻くべきか。

私の理解では、男投げと女投げでは腕の振りが逆になるので、この巻きも当然逆にすべきものと思って生きてきた。少なくとも息子にはそう説明し、実際にその通り実践して、男投げでも女投げでも父はコマ回しができることを示した(えっへん!!)。世の中には、物事を実践する際の定石というものがあり、人に教わったか試行錯誤の末に身に付けたかは別にして、そのある種のHowToを外さなければ、あとは最後の最後のコツの類を掴むというところに課題は囲い込めるので、事態はググっと楽になるという寸法だ。君の父はコマについて良く分かってるし、実際に回せるしで凄いだろーぐらいの勢いで、当時保育園生だった息子に教えたものである。

ところが息子は父とは違う行動を取った。

男投げも女投げも既に保育園生の時にマスターしていた息子であるが、最近になって再度コマを手に取ったせいなのか、敢えて元々の教えとは逆の巻きで男投げ、女投げそれぞれに挑戦し始めた。そして、数回試すうちにそれらの逆巻きスローでコマを回すことに成功した。

たかがコマ回しでと、読者の方々を思われるかもしれないが、私にはこの一件が結構ショックだった。何がショックだったかというと、自分がこうあるべきとかこうすべきとかという方法論を無視して実行された行いが予想に反して成功したこと。もう少し突っ込んで言うと、この手の固定観念的常識をまずは一旦は鵜呑みにせず検証してみようという精神を、自分は持ち合わせていないのでは?ということを息子とコマを通して見せ付けられたことがとてもショックだった。

愚息がタイトルにあるように、この一件から時代のパイオニアになる要素タップリなんて親バカを言う気はサラサラないです、ご安心ください(笑) ただちょっと思ったのは、こういった固定観念に囚われずに、ちょっと違ったことを試してみようかな?っていう遠回りを厭わない実践主義みたいな精神が、やはり時代を切り開く人には必須の要素なのかな?なんてことを思いました。それだけでパイオニアの十分条件ではないにしても必要条件の1つなんじゃないかな?と。そして、息子にもその”ちょっと試してみようかな?”という精神は持ち続けて欲しいと素直に思いましたし、自分としてもそうした心持ちをどうしたらいつまでも潰さないで見守れるか?という課題を自覚しました。大人はついつい結果をあせり過ぎて、自分に対しても周囲に対しても定番のノウハウを借りてきて早く身に付けることを良しとしてしまいますもんね(俺様だけかな???)

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