Archive for 11月, 2008

2008年11月29日(土曜日) | 仕事, 生活 | コメントはまだありません

夢の話。
将来の夢じゃなくて、寝てる時見る方の夢。

“Sleeping very soundly on a saturday morning I was dreaming I was Al Capone.”
(「土曜の朝の静けさの中、俺はアル・カポーネになる夢を見た」)
という、めちゃくちゃイケてる歌詞で始まるのは、Queen のStone Cold Crazy という曲だが(ちなみに、Metallica によるカバーも有名ですよね)、今日、土曜日の朝の俺様の夢は、ハッキリ言って怖かった。
目が覚めたとき、ハーハーと息が乱れ、心臓がバクバクと鼓動していた。

どんな夢だったかと言うと、、、、

一言で言うと、漆黒の闇へと通じる地面に空いた巨大な穴を、その高低差に怯えながら下らなければならないという夢。

詳しく描写するとこんな感じ。

最初は会社にいた。
カフェテリアのような広い場所で、6人ずつ座れるようなテーブルが等間隔でいくつも配置されており、その一つで打ち合わせをしていた。
他の全てのテーブルでも打ち合わせをしているようだった。部屋全体がザワザワとうるさかった。
実際は、会社にそんな場所はないのだが、美人営業ピンキーが一緒にいたので、それは会社だったんだと思う。

まるで大部屋の中で大勢で研修を受けていて、この時間帯は数人ずつのグループに分かれてワークショップをしているかのような雰囲気である。
実は俺様あわわっちだけ、その段階で既に、この期の変わり目で他の部署への異動が言い渡されていた。そのことは俺様しか知らない。

部屋に女性アシスタントが入って来て、俺様達のテーブルに近づき、俺様の名前を告げた。
呼び出しである。ネガティブな雰囲気が覆う。
ピンキーが「何であわわっちだけ呼ばれるんですか?」と抗議した。
「良いんだ。突然異動が決まったんだ」とクールに言う俺。(ちょっとウェスタン風)

無表情を装うかのように部屋の出口のところまで行き、部屋全体を見回す俺様。
部屋は既に一体何事が起きてるんだ?起きようとしてるのか?という雰囲気で静まり返っている。
「長い間お世話になりました。」とだけ告げて、ペコリと頭を下げた。
引き戸の戸を開け外に出て、後ろ手に静かに戸を閉め、呼び出しに来たアシスタントと無言で部屋を去る。
閉じた扉の向こうから、「どうしたの?どうしたの?」という、この状況に対する筋の通った回答を求める声の数々が、くぐもって聞こえる。

部屋を出た後、アシスタントの先導で建物の階段を下る。
階段を下りているうちに女性アシスタントを見失ってしまい、俺様は一人ぼっちになってしまった。
いつのまにか、黒いビジネス用のキャリーケース(底に小さな車輪がついててガラガラ引きずるやつ)を手にしており、それはサイズ的にはさほど大きくは無いのだが、中にノートPC でも入っているのだろうか、結構重い。

早速着任先の部署に挨拶に行かなければならないのだが、それは別の建物なのか、交通手段を使って移動する距離なのかは不明だが、どうやら暗黙のうちに俺様はどこかに向かうことを指示されているようで、キャリーケースをガラガラと引きずりながら、建物の外に出た。

トボトボ歩いているうちに海岸に出たようで、足元が砂地になっていた。
九十九里浜のような一面砂浜という景色ではなく、どちらかというところどころに岩山が隆起しているような海岸地帯で、その急斜面をもつ小高い丘の数々は、天辺に木々が鬱蒼と生い茂っている。そのうちの一つ、高さ15メートルぐらいの岩山を右手に見ながらそれを回り込み、まさに波打ち際の砂浜に出たところで、そこに丹波哲郎がいた。

どうも丹波哲郎は、ウチの会社の相談役的重役なのかOBなようだ。
とにかく第一線は退いてはいる。以前は社内でかなりの影響力があったが、既に実質的な権限はもっと若い世代に委譲されている存在ということらしい。
 「君にここに来てもらったのは他でもない。ちょっと個人的な頼みがあってね。」
と単刀直入に切り出された。
 「ちょっと待ってください。私は異動先に挨拶しに行かなきゃならないんですよ。勘弁してください。」
と話をさえぎる俺様。
 「そんなことは、私が言えばどうにでもなるんだよ。」
と、自身の影響力が依然強大であることを示唆する丹波氏。
とても丹波老師が現在もそこまで権勢を振るっているとは思えないし、面倒に巻き込まれるのも御免だったので、引き止める声もろくに聞かず砂浜を後にした。
丹波氏も意外とすぐに諦めて、俺様とは別方向に去っていき、すぐに姿が見えなくなった。

砂浜を後にすると、海岸道路に戻る道が分からなくなってしまった。
道に迷ったのだ。
来る時はあっという間に波打ち際まで出たのに、戻りはとても道のりが長い。
丹波氏と大慌てで分かれたことを少し後悔したが、今から言ってもしょうがない。

気付くと地面に大きな穴が空いているのが分かる。
直径数十メートルはあるだろうか。
深さは、計り知れない。暗くて底が見えないのだ。

穴の内壁は、砂が被っている箇所と岩肌が出ている箇所がある。
よく見ると岩肌は天然の岩肌と、人工的に組まれた黄土色の煉瓦壁との2種類があるようだ。
どうやら、古代に作られた巨大な煉瓦の建造物が、長い年月の末砂に埋もれ、今はこの穴からしかその内部を窺い知ることが出来ないような状況になっているようだ。

内部は綺麗な円筒形になっているわけではなく、非常に複雑な構造をしている。
その上、老朽化により相当量が崩れ落ちているため、座布団1枚分の煉瓦の塊から他の煉瓦の塊へ飛び移るように下っていくしか手は無い。
何故俺様はこの大きな穴を、リスクを冒しながら下っていかなければいけないのかが良く分からない。しかも、重いキャリーケースを抱えながら。

丹波氏の姿はもうどこにも見えない。
丹波氏を邪険に扱った罰なのだろうか。
1メートルぐらいの高低差のあるジャンプ・ダウンを幾つか勇気を振り絞って敢行したところで、俺様は不覚にもキャリーケースを落としてしまった。
複雑な構造体のせいで陰になり見えなかっただが、15メートルぐらい下に広場のようになっているような場所あるようで、キャリーケースはそこに落ちた。パソコンは無事だろうか。
取りに行かなければ。

何故この漆黒の闇にと繋がる穴を下らなければいけないのかという疑問を抱えながらここまでジャンプを繰り返してきたが、さし当たってキャリーケースがある広場までは下らなければという状況になってしまった。
気付くと周囲には外人ばかりいる。しかも白人の学生風の人たちばかり。

どうやらこの穴は観光名所らしく、外人が自身の運動能力や勇気を証明する名所として、キャッキャッキャッキャ言いながら、煉瓦の塊から煉瓦の塊へのジャンプを繰り返している。
俺様もそんな流れの中で数回ジャンプをしたが、これ以上はもう飛び移る候補地がないという状況に追い込まれてしまった。
飛び移るには遠すぎるのだ。

3メートルぐらい離れ、こちらから1.5メートルぐらい低い箇所がある。
ざっと見渡すと、広場に下りるための道筋はこのルートだけである。
長身の外人が1人、このジャンプを成功させた。
目測では俺には無理だ。
 「このジャンプに失敗したら、下まで落ちる。良くて大怪我、悪くて死」
と判断する。
でも、キャリーケースを取りに行かなければ。

息が乱れてくるのが分かる。手に汗をかき始めるのが分かる。

と、ここで目が覚めた。
ハーハーと息が乱れ、心臓がバクバクと鼓動を打っているのが分かる。

夢ってシュールですよね。
今日の夢は特に、村上春樹ばりの世界観でした。

これって、どういう夢診断になるんだろうか?
ちょっとGoogle 検索してみましたが、高いところ(崖の上とかビルとか塔の天辺)から落ちる、落ちそうになるって夢についての解説はあるのですが、
 ・高いところから下に落ちるかもという状況になる
 ・(そもそも)穴を下っていく
といった類とは、ちょっと違うのかな?って感じです。
あと、夢に丹波哲郎が出てくるっていうのは何を暗示してるんですかね?(笑)

とにかく怖かった。

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Henry Pool is Here

2008年11月28日(金曜日) | 映画レビュー | コメントはまだありません

Henry Pool is Here 観ました。
なかなか良かったです。

低予算の秀作にハリウッドの底力を見た

ストーリーは、言ってしまえばどうってことないんです。
でも個人的には好きな類の映画です。

不治の病に冒されたことが分かったビジネスマンの主人公ヘンリー・プールが、仕事も辞めて、自分が生まれ育った町に小さな一軒家を購入して引っ越してくる。
死ぬまでそこでヒッソリと暮らそうって腹です。
でも田舎町なんで、都会に住んでいたヘンリーとすれば、過剰なまでに親切な周囲の人々に徐々に翻弄されていく。

そんな時に、ヘンリーのこの家の外壁に現れた染みが、キリストの影だ、奇跡だってことになり…
って話です。

奇跡なんてあるわけがないとか、あんな田舎町にあんな美人なシングル・マザーが住んでるわけがねぇ(笑)とか、色々突っ込みどころはあるんだけど、この映画は結論とかオチがどうとかってことではなくて、その世界観(映像が青みがかかっていて綺麗でしたね)にどっぷり浸って、その空気を吸い込むようにして愉しむ作品だと思います。
ある種観ている時のプロセスを愉しむみたいなね。

外出するのも疲れるし、かといってアクション映画も飽きたしなんて人が、休日の午後とかに、ビールでも飲みながら大切な人とのんびり観るのが良いんじゃないですかね。

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ウォーリー

2008年11月28日(金曜日) | 映画レビュー | 3件のコメント

ウォーリー (原題: WALL・E)観ました。
面白かったです。

デカルトの二元論に対するアンチテーゼ

舞台は人類がいなくなった29世紀の地球。
700年間一人ぼっちで生きてきた(?)、ウォーリーという名前のゴミ処理用のロボットのお話です。
陽気で人懐っこく、ちょっぴりコケティッシュなこのロボット、ウォーリーが、とうの昔に地球を捨てた人類と再会し、その未来の地球人に多大なる影響を与えていくっていうストーリーです。

はい、簡潔に言いましょう、さっすが、PIXAR です。
本作独自のキャラクターやストーリーという方言に関係なく、PIXAR ならではの共通語により、一定レベルの満足度が得られることは間違いありません。
過去にウッディやバズ・ライトイヤー、ライトニング・マックィーンという擬人化されたヒーローを生んできたこの製作会社が、今回のウォーリーをスターダムに押し上げるかどうかはこれからですかね?

今回、個人的に俺様がこの映画から強く感じたのは、二元論に対する真っ向からのNO! というメッセージです。
それを、肉体、精神のどちらも持たないWALL・Eというロボットが、面白おかしく提示していくという、ある種のパラドックスが楽しかったですね。

以下は、ちょっとネタバレですが、、、、

ダンスが魂を揺さぶる時、そこには生の肉体があるはず

29世紀の人類は、オデブちゃんばかりなんです。要はみんな肥満体なんです。
どうしてかって言うと、機械の高度な発達により、人類は歩く必要すら無くなったからです。
全員ソファーベッドみたいな地上数十センチに浮いたリクライニング・チェアに一日中乗っかっていて、どこに行くにもそれが自分の体を運んでくれるし、食事も勝手に作られて提供されるような世界が実現されているので、全く運動しないので太る一方なんです。

つまり、その未来の人類においての人類観、価値観というのは、完全にデカルトが提唱した二元論に基づいており、「精神」と「肉体」は全くの別物であると捉えられてるってことなんだと思います。
そこでは、人間の本質は非物質的なところに昇華された「精神」であり、「肉体」は付随的なモノに過ぎない。なので、肉体という物質的なモノの美醜は議論の対象外である。という人類観、世界観です。

でも、認知神経科学による医学的な説明を待たずしても、これって直感的に誤りだって分かりますよね。
「健全な精神は、健全な肉体に宿る」ってやつです。
精神は、机に座ってマンジリと考えることで高められていくって側面ももちろんありますが、体を動かしてその結果の疲労や達成感、爽快感、ホントの痛みとかによって高められていく側面もあるわけです。
この辺りは、「バカの壁」とかでの養老孟司先生の説明を読まれた方がスッキリすると思いますが(笑)

とにかく、精神至上主義という誤った方向でファイン・チューニングされた人類や、その価値観に対してアンチ・テーゼを突きつけるのが、(ホントは)肉体も精神も持たないロボットのWALL・Eだっていう、ちょっと皮肉めいた設定に、擬人化の仕事師集団のPIXAR ならではの匠の技があるな!とニンマリとしてこの映画を楽しみました。

お金払って見る価値ありですね。

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トロピック・サンダー/史上最低の作戦

2008年11月27日(木曜日) | 映画レビュー | コメントはまだありません

トロピック・サンダー/史上最低の作戦(原題:Tropic Thunder) 観ました。

ハッキリ言って下らないです。
でも、面白い。

ホントにここまでやるか、普通?

ホントに、ここまでやるか、普通?って思わせるぐらい下らないです。
ここまで突き抜けて下らないと、もはやすがすがしささえ感じますね。
お金払って観る価値あります。

ベン・スティラーってすごいですね。新時代のコメディ王かもしれない。
こういった正統派コメディとオフビート・コメディの中庸のバランスを取らせたら、ピカイチですね。
うん、バランス感覚が良い。
「プラトーン」や「地獄の黙示録」への愛情も感じます。

個人的には、ロバート・ダウニー・Jr のネチッこい、ネチっこい黒人キャラの演技がハマってしまいました。

あと、本作への有名俳優のカメオ出演が話題になっていますが、
これ、もはやカメオ出演のレベルじゃないですよ!!
エンドロールの時のバックに流れる、カメオ出演の超トップスターのダンスは”気持ち悪さ”は必見です!!
演技自体も、普段のこの俳優へのイメージを破る非常に下品な型破りな演出に、”カメオ出演”でこそ出来る(?)枠に囚われない奔放なスタイルを垣間見ることができますね。

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Swing Vote

2008年11月27日(木曜日) | 映画レビュー | コメントはまだありません

「Swing Vote」観ました。
面白いです。

大統領選挙の年には、誰もがクレイジーになる

アメリカでは「大統領選挙の年には誰もがクレイジーになる」なんて言ったりするらしいですね。
他の3年間ではあり得ないようなことが平気で起こると、それが選挙の年だと。

Swing Vote っていうのは”浮動票”のことです。
あらすじは、投票日まで接戦を繰り広げた現職共和党候補と民主党候補の運命を握っているのは、投票マシンの誤作動に端を発する紆余曲折により、ケビン・コスナー扮するニュー・メキシコ州の田舎の飲んだくれの超ダメ親父の1票(浮動票)になっちゃうって設定、最高ですね。この皮肉な話を聞くだけでも微笑んじゃうもんね。

ケビン・コスナーって俳優は、屈折したヒーロー観を持ってるんですかね?
「ウォーター・ワールド」とか「ポストマン」とか、後で自分で落ち着いて観たら自殺したくなっちゃうんじゃないかな?ってこっちが心配しちゃうような迷作に出てますよね。出たっていうより、創作しようとしてましたよね。

でも、筋というか背骨が元々しっかりしている作品に出ると、物凄い力を発揮しますね。
不思議な人だ。
本作がその典型だと思う。

ちょっと現実ではあり得ない設定に振り子をグググッと思い切って振ることによって、かえって物事の本質が浮き彫りになるっていう、映画特有の魔法がそこにはあって、とっても好感が持てる作品です。
親子の絆であったり、主義主張をぶつけ合って前向きに議論する民主主義の尊さであったり、あるいはそこで信念を貫く勇気であったり、大きな理想を具現化するために人は、その手前でどこまで妥協すれば良いのか?とかね。
なにより、作品中でも触れられてますが、「1票の重み」が再認識させられますね。

宗教や文化、育った環境によって物事の捉え方は異なりますが、世の中、人生が不平等なのは動かしがたい事実ですね。
そんな中で与えられた環境とか、才能とか、チャンスとか、アメリカ人的に言うと”天から与えられた物”についても、割りと明るく考えさせられる、そんな映画でもあります。

映画館で観る必要は無いかもしれないけど、秀作です。

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マンマ・ミーア!

2008年11月27日(木曜日) | 映画レビュー | 2件のコメント

「マンマ・ミーア!」観ました。
Ooooops!

醜悪なドタバタ劇

ハッキリ言ってお勧めしません。
少なくとも、大金払って映画館で観る必要はありません。
後半になるに従って加速度的にその傾向が強まる醜悪なドタバタ劇に、正直ウンザリすると思います。

俺様自身があまりミュージカルが好きでないという点を差し引いて考えても駄作だと思います。
製作総指揮にトム・ハンクスが名を連ねている意味は何なんだ?

映画というのは、個人的には
 「映画は現実より奇なり」
という点を如何にリアルに描けるか?という逆説的勝負で真価が問われるアートであり、そこのポイントにおいて脚本家や監督、あるいは出演者の腕を競い合うものと考えています。

誰かに恋をした時に、思わず踊りだしたくなるような気持ち、歌い出したくなるような気持ち、分かります。
悲しい思いをした時、辛い思いをした時、切ないメロディーに身を委ねたくなる気持ち、解ります。
自分や誰かを鼓舞したい時、ビートの効いたナンバーでシャウトしたくなる気持ち、判ります。
だから、それらをスクリーンを通して表現しようとした時、台詞を踊りとメロディーに乗せるという演出が、かえってその人々の心情を”リアル”に伝えるであろうという表現手法自体は否定しません。(つまり、ミュージカルだって立派なリアリティ演出手法だってこと)

でも、この映画のクオリティは低い。

「母子家庭で育った結婚間近の20歳前後の女性が、自分の父親は誰なのか?という自分のルーツを探る心の旅を思いついた時、その候補者が3人いた」というあらすじから俺様が想起するのは、秀作「スリーメン・アンド・ベイビー」、「スリーメン・アンド・リトル・レイディー」の20年後、15年後という後日譚である。同じ感想を抱いた方も多いんじゃないかな?
あの2作の成功は、3人の男性(パパ候補)のキャラクターを丁寧な演出で描き上げたことに立脚しているんじゃないかな?だからドタバタさに裏付けが生まれ、観るものに”実感”という共感を生んだんだと思う。

でも本作では、ピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルドという、(個人的に思うに)個性派実力者を3人も揃えながら、3人のキャラやルーツ及びバックボーンを示すヒントは、似合わないカツラを被った古い思い出写真っていうだけじゃ、何ともエッジが立ちませんよね。
特にステラン・スカルスガルドの扱いが残念でしたね。
「グッドウィル・ハンティング」で、虚栄の名誉など自分の人生を豊かにするためには何の役にも立たないということを薄々知りながら、どうしてもスノビッシュな態度を取り続けてしまい、ロビン・ウィリアムズ扮する旧友の自然体先生と反目しあう演技なんて、おおおお!って感じで、あの映画のリアリティを数段高めてましたよね。

本作、マンマ・ミーア!にはそういう丁寧な掘り下げるような演出がなくて、つまらないです。
誇張じゃなくて、観てて最後吐き気がしました(ごめんなさい)。

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レッドクリフ Part1

2008年11月26日(水曜日) | 映画レビュー | 1件のコメント

遅ればせながら、俺様も「レッドクリフ Part1」を観てきました。
(ちなみに、親友のジョージ・クーニーとの野郎2人コラボレーションで)

面白い!
お勧めです。
映画館で観るべきです。

本作監督のジョン・ウー氏が、中国人の視座代表という前提で話をしますが、中国人の三国志(演義)観と我々日本人の三国志(演義)観というものに、大きな隔たりがあったりすると、俺様を含めた三国志ファンはガッカリしちゃうんじゃないかなと心配して観に行きましたが、そこのポイントは大丈夫です!本質的に相当近いことが判りました。何か嬉しいです。
(西遊記では、それが大きく異なるらしいですからね)

各論をあげつらえば、「そこんとこ、どーなのよ、ウーさん?」と突っ込みたくなる箇所は、もちろん幾つかありますが、総論娯楽作品として素晴らしい出来栄えだと思います。
来年(2009年4月)のPart2 の公開が待ち遠しいです。

くっだらない話ですが、孫権役の役者さんが電気グルーブのピエール瀧に似ているのが、個人的には笑えました。

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