ここでは、FTE (full-time equivalents)、日本語ではフルタイム相当、常勤換算と訳される概念について述べます。そして、M&A時代にはこの管理手法の適用範囲を拡張することが非常に有用なのではないかということについて考えてみたいと思います。
FTEとは、full-time equivalentsのF・T・Eの略で、労務管理に使われる概念です。
ある作業を複数の人間の手による共同作業で完遂しようとする際、そこに投入可能な人員数を算出する時に使う考え方です。 参加する作業員において、皆が皆フルタイムで参加、つまり常勤で作業に従事してくれる場合には、話は至って単純で、その人員数を数え上げれば良いのですが、多くの仕事、作業、プロジェクトの現場においては、フルタイムの作業員と(他のプロジェクトとの掛け持ち等による)パートタイムの作業員との混成チームで当たると考えるのが一般的であり、その場合パートタイム作業員をフルタイムの作業員の人数に換算して数えることで、その差分を吸収しようとするのがFTEです。
例えば、プロジェクトを請負い受注するA社では、プロジェクト要員として8時-5時のフルタイムで働いてくれる人が3人、8時-12時の午前中だけパートタイムで働いてくれる人が4人いるとします。この場合には、パートタイムの貢献度は、
FTE(値) = 4時間 / 8時間 = 0.5 ※昼休みが1時間で、8時間勤務が常勤の定時とした場合。
となり、労働力の合計は、
労働人員 = 3人 x 1 + 4 x 0.5 = 5人
となります。 つまり、この会社では5人分の労働力が常時確保されていることになります。 単純に 3 + 4 = 7人 と頭数を数え上げないところがポイントです。続きはこちら
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