会社の後輩のミート君が教えてくれた某深夜番組、死ぬほど下らないのだが、結構笑える企画として、どーでも良いことの発生確率を予想するというのがあるそうだ。 たとえば、中年のオッサンにリング上でローイング・ソバットをやらせて綺麗に決まる確率は?なーんてノリ。 下らないでしょ?(笑)
そんな企画の中で、フィリピン系パブとかでこんなことを検証するというものがあったそうだ。 というのは、片言の日本語しか話せない店の女の子において、次に述べることがどのくらいの確からしさで発生するかを予想するというものだが、、、
スタッフが店に行き普通の客としてお酒を飲む。最初は名前しか名乗らずにいる。そのお客が”田中さん”なら付いた女の子には当然「タナカサン、タナカサン」と呼ばれることになる。でも、途中で自身の仕事が会社社長であることを明かす。すると呼び名が 「シャチョーサン、シャチョーサン(社長さん、社長さん)」 に変わるかを検証するというのだ。これも下らないでしょぉ?(笑)
結果は100%「シャチョーサン」に様変わりするそうで、どんなに零細企業の社長であると前置きしても、必ず「シャチョーサン」になるって結論。番組でもこれは大受けだったそうで、その話をミート君から聞いたあわわっちも、くだらねーと言いつつ大笑いしてしまった。
今日、ミートと客先訪問の帰りにモスバーガーに寄った。商談で喋り倒してあまりに喉が渇いたのと、商談の結果急いで数本電話を掛ける必要が生じたためだ。レジの店員が40歳ぐらいの女性だったのだが、アジア系の外国人だったらしく、顔を拝見した際には全く気付かなかったが、イントネーションがネーティブ・スピーカーとはちょっと違っていた。それ自体は別段最近珍しいことでもないので何てことないのだが、席に戻ってから例の企画を思い出して2人で笑ってしまった。「シャチョーサン、シャチョーサン」と。
ひとしきり笑った後、他意も悪意も無いのだが、これって差別に当たるんじゃないか?と2人で反省した。
よくよく考えると、まずベースラインとして、生まれた以外の国に行き、その国の飲食店で働くということは凄いことだなーと判る。やったことないから細かいことまでは分からないけど、想像だにしない差別とプレッシャーがあるんじゃないかなぁと。一文の得にもならん下らんことを思い出して笑う前に敬意を表しても良いぐらいである。と反省。
後になってあわわっちはもう一歩踏み込んで考えてみた。 俺様は外資系企業に勤めている(リーマン・ブラザーズじゃないよ)ので、純国産企業にお勤めの方より仕事上外国人に会う機会が多いと思うのだが、世の中には英語がひどい人が大勢いる。一般に思われているより、ひどい英語を話す人に出会う確率は高い。また、その人の英語のひどさの度合いが尋常じゃないということが起こる確率も高い。番組で取り上げて欲しいぐらいだ。
とーくーにーインド人。あの呪文のような一定調子のイントネーションと巻き舌発音の英語を1時間以上聞かされると、正直眠るか殺意を覚えるしか選択肢はなくなる(と感じるぐらい)ひどい英語である。
でも一方でインド人は、あわわっちの会社で要職に付いている方も多かったりする。少なくとも日本人より遥かに多いことは確か。
つまり、そこから導き出される結論は、英語の発音およびイントネーションのひどさと業務遂行能力は無関係だということだ。少なくとも本人はそう思っているだろうし、もっと正確に言うと、そこに相関関係があるなんてことは、本人は露ほどにも感じていないって寸法だ。
あわわっちが勤める外資系企業の日本現地法人に、変な日本語を話す優秀な外国人というのは、最近殆ど存在しない。ちなみに流暢な日本語を話す外国人というのも最近見かけない。明らかに俺様が入社した10年前より外国人の方が減った。
これは、「日本で働いてみたい」と感じる外国人が減ったと受け止めるべきなんじゃないだろうか。 少なくとも、いわゆるキャリアのある人達が、 「日本ってすげー国らしいぜ。一生暮らすかどうかは別として、この国で2,3年暮らして、仕事をし、ビジネスシーンで、街中で、他の国では吸収できないものを身につけたいなぁ。思い切って住んでみよう。」 と、感じてくれる要素、感じさせる要素が減ったということなんじゃないかな。 国際社会における相対論の上に成立するロジックかもしれないが、そんなに外してない仮説なんじゃないかな。
笑いとは極めて個人的なモノであり、直感的なモノである。 だから、その人が何で笑うかはその人のモノだ。礼節を守っていれば他人にも迷惑はかけない。 しかし、イントネーションが奇異に感じられたからと言って、その人を下に見るような物の考え方をしているようでは、俺様もダメだな。本質を見失っていると真摯に反省。
国際社会に開かれた国って、こういうことから始まるのかな?なんて途方も無いことを考えてしまった。 モスチーズバーガーをほうばりながら。
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