先日会社でSAP のトレーニングを受けました。 トレーニングといっても、SAP の操作やトレーニングをマスターするという類の物ではなく、SAP とは何ぞやって概要を学び、お客様とSAP について会話をした際に、「Solution Manager って何ですか?」なんてことにならないために、基礎的な用語と概念とアーキテクチャを教えてもらいました。
講師は俺様の同期のトールちゃん。 基礎的な概念等々のみと言っても、10時から18時まで、途中適宜休憩を入れながらの1日コースです。
SAP をご存じない方には、ここまで読んでこられても何のこっちゃ?だと思います。 当然です。 SAP は企業で使われるソフトウェアですので、ITの業界に関係ない方で、かつお勤めの企業で使ってるよって方でなければ、知らなくて当然です。
SAP というのは正確にはソフトウェア・ベンダーの名前です。ドイツの企業です。 一言で言えばERP のパッケージソフトを販売してます。 ERP というのはEnterprise Resource Planing の略です。 SAP はワールドワイドでも、日本国内でもこの領域のシェアNo.1 です。
販売しているのは、企業の基幹系とか業務系とか勘定系の仕組みを支えるソフトウェアって言えば良いのでしょうかね。私自身も門外漢ですので…(汗) まあ、TV のCM で見る「勘定奉行」のお化けみたいなものを想像してもらえば良いのでしょうかね。
このご時勢企業活動において、物を売り買いするのに現金売買ってことは稀でしょうから、売掛金とか買掛金とかが発生するわけですよね。一方で製品を生産するには材料が必要で、かつそれを加工する必要があると考えるのが一般的でしょう。すると企業としては在庫を抱えつつリソースをここに投入して加工品を仕上げるわけです。 企業が大きくなって、製品ラインナップが増えたりすると、非常に複雑怪奇なプロセスに則って加工品を生産、販売し、それらとは微妙にズレたタイミングで売り上げが計上される(現金が流れ込んでくる)訳ですから、専門のシステムでこれを管理しない限り、状況を管理、把握するなんてできないというわけです。不良在庫を大量に抱え込んで、今期赤字転落なんて憂き目に会います。
さて、いつもの如く前振りが長くなりましたが、、、、 今年もあと僅か。 12月は師走とも言いますね。 語源は、師匠の僧も色んなところでお経を上げるために走り回る月という理解が一般的ですね。 そして、お坊さん以外も無事正月を迎えるために東奔西走する時期とも言われています。 では、この一般の人が走り回る用件は何?っていうと、売掛金の回収であるというのが俺様の理解です。
物は納められてるけど、代金の回収はまだだったのでそれを受け取りに行く。 この代金回収が上手く行かないと、手元のキャッシュがショートし、自身の会社が原材料代の回収にきた納入業者に代金を支払えなくなる。 代金を支払えないと不当たりを出すことになるので会社が倒産してしまう。 なので、必死になって(買掛金を清算するためにも)売掛金を回収するという寸法です。 こういうことやるにあたって、現代では洗練された手法を突き詰めた結果、SAP なんていう巨大なシステムが必要になのかな?と勝手に想像してます。
売掛金と対になるような概念として 「かきいれ時」 って言葉がありますね。 かきいれ時って、「書き入れ時」って書くって知ってました? (実は、俺様も人に教えていただいた全くの受け売りです・笑)
日本では、販売する(した)物の納入とは非同期に代金の回収が行われるっている商習慣が欧米とかより早く成立してたんですって。 戦国時代の大名は、同時期のヨーロッパの封建勢力と比較して、帳簿の管理が遥かに高度化していたそうです。 なので、戦国時代末期か江戸時代頃なんでしょうか、商人の商材販売のハイシーズンに、まずは売買を成約させて帳簿に「(売掛金として)書き入れる」って時期が来て、その後代金を回収するって発想が自然に生まれたんでしょうね。 (書き入れ時) 11月某日 あわわっち様 100万両のお買い上げ ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ (代金回収時) 11月某日 あわわっち様 100万両のお買い上げ 12月10日済 なんて、帳簿に書いてたんでしょうね。
まあ、この辺りの歴史的事実認定はともかくとして、「かきいれ時 = 書き入れ時」ってことで、SAP のトレーニングを師走に受講したら、人に教えていただいたこんな話を思い出しました。以上。
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