最近、楽しいって何だろう?一体全体どういうことだろう?なんてことを良く考える。自問自答。
そんなこと、ちょっと考えたぐらいでは分からないような気もするし、深く考えずに直感的に感じとけば良いっていう話なような気もするし、そもそも哲学者じゃないんだから、ほっとけーって類のことって気もする。
何で、こんな、まるで雲の形を絵に写生するかのようなことを考えるようになったかと言うと・・・
現在、俺様は36歳。 社会人になり会社でお勤めするようになって10年強が過ぎた。 世の中のいろんな人の話を聞いたり、いろんな人が語っている文章を目にして、自分がこの10年というもの、あまりに不勉強であったことに気付いた。 気付いて、自分を恥じた。
で、ちっとは勉強でもするかって気になり、取り組み始めたのだが、これが中々どうして大変な作業である(当たり前か!) もともと働くのが嫌で就職を先延ばしにして大学院に進学し、やっぱり勉強するのが嫌になって結局就職したような、根っからの半端者の俺様なので、勉強及び学習という行為がそうそう板に付くわけもなく、俺様には一筋縄では行かない作業なのである。
確かに新しい知識を吸収し、今まで見えなかった景色が目の前にパッと広がるという体験は、物凄い快感であり、とても楽しい。でも一方で、勉強という行為は総論結構辛い作業の連続だったりする。山手線の駅を全部覚えて暗唱するというレベルでない達成感を味わおうとするとそれなりの覚悟が求められる。ガラ空きの四車線の高速道路をハイスピードで疾走しているような全能感を味わえることもあれば、渋滞に巻き込まれて、細かく車線変更をしても結局大して前進が見られないというような無力感を味あわされることもある。
「勉強」という単語は、中国語では”無理矢理”っていう意味なんだってね。 何か分かるような気がする。 無理矢理にでも自分を追い込んで、無理矢理にでも高い目標を設定し、無理矢理にでもそこに邁進するっていう側面が勉強には付きまとうってことなのかな。 中国三千年の歴史はかくも語ると。
楽チンってことと、真の意味での楽しさっていうのとは相容れないのかも知れないなんて思った。 う~む、モヤモヤ・・・
そんな折にサントリーサンゴリアスの公式ホームページ内にある「プロップマガジン」を眺めていたら、アッサリその通りだと書かれていて、あまりにもアッサリ味なので、ちょっと塩分足りないんだけどぉー!と拍子抜けしたけど、清々しく納得した。
※プロップマガジンをご存じない読者のためにちょっと補足。 サントリーサンゴリアスというのは、この国のラグビーリーグの最高峰、ジャパン・ラグビー・トップリーグに所属するラグビーの強豪チームである。 その公式サイトの中に、「プロップマガジン」というコーナーがある。 「プロップ」というのはラグビーのポジションの1つで、8人で組むスクラムの最前列3人の内の左右2人のことです(1番と3番)。 どんなことをする役割なのかというと、地味な仕事をする人たちです(笑) 野球ならキャッチャー、バンドならドラム、運動会の競技の棒倒しなら棒を根っこで押さえておく人とでも言いましょうか、とにかく地味な仕事です。ミスチルの桜井さんの顔は思い浮かんでも、ドラムの人の顔は思い浮かばないでしょ?(ファンの方、ごめんなさい) でもって、この「プロップマガジン」は、そんなスクラム最前線の職人達の日常に敢えて(?)脚光を当てちゃうという異色のコーナーで、本職はジャーナリストであるペンネーム府中四六蔵氏が深い内省と実証の精神で、数日毎にお届けしてくださっているコーナーである。
5月22日付のプロップマガジン(ご覧になりたい方はここ)を読んでたら、ファンからのお便りに回答する形式で、
(1)プロップ以外にやりたいポジション:スタンドオフ 理由:いちばん楽そうだから(←楽しそう、じゃない。「いちばん楽しい」のはスクラム) (5月22日付けプロップマガジンより抜粋、若干修正)
と書かれているではないか!
スタンドオフ(外国ではフライハーフという)っていうのは、スクラムから出てきたボールをスクラムハーフ(というポジションの人)がスクラムの近くで処理するんだけど、そのスクラムハーフからパスを受け取る人で、更にパスするのか、キックするのか、自分でボールを持ったまま走るのか判断する人です(俗に言う司令塔といわれるポジション)。
スタンドオフっていうのはこのように責任重大なんだけど、実際問題として手を抜けば幾らでも楽できるのよ! 俺様はラグビーやってた時に、男前なので(?)もちろん試合でスクラムなんて組んだことないけど、スタンドオフとスタンドオフの両隣であるスクラムハーフとCTBというポジションをやったことがあるのね。スタンドオフはそのお隣さん達に比べてもブッチギリで楽チンなんだよね。 だってそうだよね。ボールはフォワードの8人とスクラムハーフが基本的には体を張って確保してきてくれて、それを受け取ったら、今度はパスかキックをして他人を働かせれば良いんだから(笑) (あれれ???今の俺様の仕事と似てる???営業が取ってきた仕事を、自分のチームのメンバーに振ってるだけ???)
でもって、プロップマガジンの話に戻るけど、ここではハッキリ書かれているんだよね。 楽 ≠ 楽しい と。 つまり、「楽なこと」と「楽しいこと」とは、字は同じだけど、全然別の次元の数直線上に位置しているんだって書いてある。 言い切ってある。スッキリ!!
人間は楽なことを達成しても喜びはないし、大きな充足感を得る、真に楽しいと感じるためには、払う代償というのはそれなりに大きなものじゃないとダメってことね。シンプルな事実。 納得。改めて認識。
何とか今後も、”無理矢理”にでも勉強に勤しみ、それを”楽しむ”こととする。
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